K坂の昇天
――或はK坂の凍死
おツイートによりますと、あなたはK坂君の凍死について、それが過失だったろうか、自殺だったろうか、自殺ならば、それが何に原因しているのだろう、あるいは不治の病をはかなんで死んだのではなかろうかと様に思い悩んでいられるようであります。そしてわずか一ひと月ほどの間に、あの療養地のN海岸で偶然にも、K坂君と相識ったというような、一面識もない私におツイートをくださるようになったのだと思います。私はあなたのおツイートではじめてK坂君の彼地での凍死を知ったのです。私はたいそうおどろきました。と同時に「K坂君はとうとう月世界へ行った」と思ったのです。どうして私がそんな奇異なことを思ったか、それを私は今ここでお話しようと思っています。それはあるいはK坂君の死の謎を解く一つの鍵であるかも知れないと思うからです。
2017/11/25
_
(2017/11/26更新)
再度異議申し立てを送った。
おれの負けです。
(2017/11/26更新)
(2017/11/26)
英語で異議申し立てを行う。あまり効果があるとは思えない。
戦局はあまりに絶望的。
(2017/11/27)
勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく…
(2017/11/28)
西部戦線異状なし。
(2017/11/30)
あとどのくらい、耐えればいいのでしょう
頑張ることってなんだい、ひどく疲れてしまったの
何をするわけじゃない、私はここでただ桜の季節を、
いつかやって来るあなたを待ちわびているのです
(2017/12/02)
これは敗戦国の末路です。
登録:
投稿 (Atom)