-
え?
2017/08/17
職
# はじめに 本記事は筆者の所属団体及び遂行業務とは一切関係はなく、所属団体及び遂行業務を中傷する意図は一切存在しません。また、本記事における、求職を除いた一切の記述は事実無根のでっちあげであり、現実の事象との関連性は一切御座いません。ご容赦下さい、ご容赦いただけないような方がこんなところまで目を通しているとは思えませんが。 # 退職意欲 現在の退職意欲は1500%であり、一刻も早い退職及び再就職が求められています。 # こんにちは〜 こんにちは、未経験歓迎文系新卒えんじにあです。はじめての業界で、わからないことも沢山あって先輩の皆様方にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、御指導御鞭撻のほどよろしくお願い致します。 そうです、私達は未経験歓迎文系新卒えんじにあさんです、何も知らないので、既に業務を遂行している方々の指導を受けたり、遂行している様から多くの物事を学び取らねばなりません、既に業務に取り掛かっている方々は神と同等なのです、私達は何も知らない、ただ何も知らないということだけを知っている、それだけです、だからこそ私達は私達に人権なんて備わっていない事をよく理解していたのでした。 また業務というものは神事でして、神(クライアントのことです)に纏わる行い事ですから私情を一切排して執り行わないといけません。派遣常駐ともなると神(クライアントのことです)のお膝元で行い事を致しますわけですので、その神性はいよいよ強まっていくのです。 そのように日々の神事をこなしておりますと、ある種の矜持といいますか、神事を執り行っておりますので自分は十二分に責務を全うしているのだという考えが強まって参ります、そしてその神事というのは大抵の場合は井戸から水を汲み上げるようなもので、いざ神事を終えて自宅に戻ると水道の蛇口を捻っている、こういうギャップの認識を拒絶する防衛機制として先述の矜持というものは機能するのです、こうやって人間の精神は錆びついていきます。 # ものをつくるよ IoTって知ってますか? あいおーてーって読むんですけど。なんかいろんなところにいろんなセンサー仕込んでばーんっていんたーねっとってところにデータを上げるやつです、ほらあの、ITproを愛読してる人たちが好きなやつ。 あいおーてーって大抵既にプロダクトを保有している人たちがあいおーてーやるぞ!!!ってなって実現する感じなんですけど、やるぞ!!!ってなるのはいいんですけど、いざ実装となると外注で、というパターンが大変多い。 そういうものを作ってるわけなんですが、なんというか出来上がったものに対する感情が全くなくて、はあ、データ上げましたけど、可視化しましたけど、なんか問題あります? あったら修正しますけど……みたいな感想しか出てこない。 何故かと言うとおれはキモいオタクで、センサーからデータが上がろうが何だろうが全くどうでもいい、ていうか端的に言ってセンシングしてるものに全く興味がない、美少女だったらこうはならなかった、工場の温湿度測って嬉しいのはあいおーてーのインフラを作った人たちじゃなくて、温湿度のデータが欲しいと思った人たちで、何故ならそういう人たちは工場と工場で作られるものとそれに関する利益について考え続けているからで、別に外注で実装してる人は工場が停電しようが生産物に重大な欠陥が含まれていようが工場が爆発しようがどうだっていい、いや工場が爆発する所は見たいけど、とにかくあいおーてーのてーの部分に感情を抱く理由が一切ない、何故ならそれは営業がどっからか持ってきた案件と仕様で、それをただ端的に実装しただけだからだ。 これが業務システムだとまたマインドは結構違くて、あのクソデカ企業の基幹システムを俺は作ってるんだぞ!!!という矜持が生まれる、ここは業務システムという戦場で、俺は人月の傭兵(字面めっちゃ格好良くないですか)だ、Man-Monat-Landsknechtなのだ!!!みたいな感じになる、虎の威を借りまくってる感は否めないけど、これはこれで仕事をやっていく上ではいい感じのモチベーションになってくれるので、悪くはない。 作ったものに対する感情がなくなってくるとどうなるかというと、端的にプロダクトの内部の状態がどんどん悪化していく、それは形のある悪化の仕方じゃなくて、バグが混入する可能性とか、スケーラビリティだとか、属人性だとか、ドキュメントの充実度だとか、そういう目に見えない部分が腐っていく、そしてその腐敗を知っているのは作った本人だけになるが、本人も本人で一刻も早くこの腐敗地帯から逃げ出したいと思ってるから、後々それがどうなろうがもう知ったことじゃねえよ、みたいな事を考え始める。しかしそうした考えは極めて無責任で、憎むべき怠惰だと十分に理解しているので、せめて次に訪れた人間の不幸がちょっとでも減るように、と目に見えない舗装路を敷こうと重たい腰を上げる、その腰を上げる原動力はもはや何かしらの価値や利益の為ではない、慈愛の精神だ! その時、プロジェクトマネージャーから声がかかる。「君の担当業務は一通り済んだよね」「はい、プロダクトレベルでは」「では次の案件に着手してくれ、我々は忙しいのだ」、実装者はそのプロダクトの次の担当者に心の中で謝罪し、贖罪を求める、それと同時に腐敗地帯から開放される歓びを噛みしめる、そして己の心情の浅ましさに吐き気を覚えるのだ。 そしてこれを繰り返す。……繰り返したいか? # ほんとの愛は何処にある? 君と手を繋いで 大冒険 ちょっとこれ聴いて下さい、30秒再生するだけでいいんで。
愛はどこからやってるくのか自分の胸に問いかけたことはありますか? 俺はある。問いかけ続けている。 結局治安のいいプロダクトづくりって案件をバサバサ捌いて運用フェーズはいずれ訪れるであろう運用チームに丸投げみたいなことしてると絶対に出来なくて、治安レベルを上げるには愛が必要。
だから、愛だよ
愛というのはプロダクトに備わっている(あるいはいずれ備わるであろう)価値を把握した上で意識的に実装し、それに瑕疵が無いと断言しうる状態でようやく生まれてきて、まあ現実問題瑕疵ゼロのプロダクトなんて理想論でしか無いので瑕疵が無いあるいは瑕疵が発見されても速やかに修正しうる状態になるんですが、それだけのリソースを割り振れるのって案件バサバサ状態だとほとんど不可能に近い。 愛、発生させるならどうすればいいかと言うと、端的に自分たちでやるだけでよくて、あいおーてーで言うならてーの部分の人たちが自社内のリソースを使ってやらないといけない、実証段階だからとか言って社内リソースは片手間程度だけを割り振ってなんか全部いい感じにやりたいみたいな馬鹿げたことを言うべきじゃないし、そういう馬鹿げたことを実現する事で金むしってても不幸しか生まれない、あ、いや、営業の人は幸福だとは思うけど、少なくとも俺は営業職じゃない。 俺は営業職じゃない、みたいなのもまた良くなくて、組織として一丸となって業務を遂行しろという話なんですけど、極端な縦割り組織を愛せる人間って上の人以外に存在するんだろうか? 閑話休題、少なくとも現状の環境下だと愛を発生させるのは構造上不可能だと自分は判断した、そして愛以外の面において、たとえば矜持みたいなモチベーションを維持出来るような状態でもない、それ故に退職意欲が爆上がりしている状態です。 どうせ何かを作るなら、感情のないプロダクトを作るのではなく、愛のあるプロダクト、そう愛・プロダクトを作っていきたい、それだけが願いです。 ところで愛というのが執着に変質する瞬間というのはなんとしてでも避けるべきで、本質的な面での価値が変わらないのであれば決して「こうでなくてはならない」と主張するべきではないという話もありますが、そのへんの愛と執着の管理はまた後日話しましょう。 # 身の上の話 一年で配属3回変わったんですけど、これってとある上司氏が僕を引き抜く為に色々画策したからそういう意味不明な動きになったわけであって、引っ越させてくれなかったという文句はあっても別に配属が変わりまくる事自体に不服はなかった、むしろわけわからんくらい色々な経験が出来てめっちゃウケた、くらいの感想で、むしろ引き抜いてくれた事に対する感謝の念とそれだけの労力を割いてくれた事に対するリターンを発揮してやるくらいには考えてた、だからこそ何の説明も無いままにとある機器のプロダクトコードをクソ唐突に全部任されても、それの発注・生産・在庫・販売の管理することになっても構わなかった、なんで俺が延々と段ボールで梱包作業しないといけないんだよ別案件の実装めちゃ残ってんのにみたいなのもさらっと飲み込めた、だけどその上司が辞めるのでもう今の組織で手取り月16万で泥を啜る理由がなくなった。なくなっちゃった〜。 # はい。 転職先を探しています。
@hieki
でお待ちしております。 でも、なんかネット上で具体的にこの領域の仕事がしたいとか自意識的に言えるわけないじゃないですか、言ってたらそれはインターネットじゃない、だから本当に抽象度高めのことだけ言いますけど、自社サービス開発してるところがいい、いいな〜、人売りとかシステム売りはもう懲り懲りだ〜 あとプロダクトがオタクであればあるほど嬉しいです、オタクなので Pythonのインストールの仕方を上司に教えた末に手順書化を求められる、みたいなことを二度と体験しなくていいことを祈ります。
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
投稿 (Atom)