2025/12/12

2025年遊んだSteamゲーム

穴開きはあったけど、みなさまにたぶん愛されることもなく細々とやり続けてなんだかんだ10周年です。
今年もやるぞ!!!!!!!

これまでのやつ

2025年1月5日 Short Trip

5年かけて作られた手書きのグラフィックの世界で鉄道を動かす事が出来るゲームで、9個の停車駅に止まると乗客が乗り降りします。用意された世界を遊び尽くすのには3分かかり、特にゴールはありません。235円の価値について非常に考えさせられる貴重なタイトルです。

2025年1月5日 FOUNTAINS

2D でソウルライクな作品をサクッと啜りたい時に重宝します。

2025年1月7日 Balatro

本当に面白いし、本当にやみつきにはなるんですが、それはそうとローグライクなデッキ構築ゲームの大流行の一つの節目のように見えたのは事実です。でももっと粗悪な脳汁で悦に浸る同ジャンルのタイトルが出てくるので、Balatro はまだ品行方正なタイトルであったと今では思わざるを得ません。

2025年1月9日 Long Gone Days

チリの開発者が作った作品で、生々しい地政学的な観点から描かれる欧州諸国の関係性と、それに対する主人公の政治的な立場は非常に面白くて中立的だなーと感心できる作品ではあるのですが、一方でゲームとして十分に面白いかと言われると非常に怪しくて、JRPG を踏襲などと宣伝されていますが、フリーエンカウントもなければレベルシステムもなく、ストーリーでしか戦闘が発生しないという非常にピーキーなゲーム性をどう評価するかについては、かなり人を選ぶタイトルだったと思います。でもこういうのが好きなんだよね……

2025年1月23日 首都高バトル

楽しいね。

2025年1月23日 Children of the Sun

弾道を操作できる能力を持った主人公が一発の銃弾で全敵勢力を制圧するゲームで、シナリオ面がやや薄い印象はあれどゲームコンセプトと演出が特出して優れており、こういうタイトルをいつまでも遊びたいですね。

2025年1月28日 世上英雄

近年の中国産のインディーズゲームはなんかやたら都会で働くのをやめて田舎で FIRE を理想とする作品が多くて、みんな疲れてるんだなあって気持ちになるんですが、これもその一つで、(恐らく)従軍の末に隻腕になった軍隊卒の人とかを生々しく登場させていて面白そうなんですが、いかんせん日本語版はございません。

2025年1月28日 The Last Summer 那年夏末

高校生たちの爽やかな真夏の青春を描くノベルゲームで、残念ながら中国語でしか遊べないのですが、次々とラフなイラストが惜しみなく投じられる様子が見れるのはインディーゲームならではです。

2025年1月28日 Too Tired To Die

ヴァンサバライクなゲームシステムで労働に追われる日々を揶揄したこの作品が目指すところは、なんかわかるようでよくわからなかったです。

2025年2月6日 While Waiting

本作は待つ事にゲーム的な意味がある作品で、インディーゲームではこういうトリッキーな作品がしばしば出てきて、名作も多いのですが、待つという行為は本質的に苦痛であることを改めて感じました。

2025年2月6日 Desktop Mate

伺かという古のアプリケーションが元ネタだと思われますが、そのコンセプトが現代においても通用することを改めて証明することに成功した作品と言えるでしょう。意味があるかは知りません。
結局のところ、この手のソフトウェアは著作権上の障壁がない様々な有名キャラクターたちと手っ取り早くコラボすることが出来たものから勝利の栄光を手にする事が出来るのでしょう。

2025年2月8日 A Game About Digging A Hole

昨今やや流行りの穴を掘るゲームのファーストペンギンです。
本作はシングルプレイで淡々と穴を掘り続けるばかりですが、フォロワーとなるいくつかのタイトルたちはマルチだのなんだの機能を盛って話題作となったのを見る度に、自分だけは本作のことを忘れてはならないと改めて決意する事になりました。

2025年2月9日 Get To Work

壺おじの系譜のスタイリッシュな現代版が出てしまいました。出てしまったんです。

2025年2月9日 Keep Driving

ドライブしながらサバイブするというコンセプトはとても魅力的ながら、実際には主目的と相反する目的地を要求してくる同乗者に対して、こいつ本当に乗せておくべきか……?という気持ちになる事が多く、コンセプトは非常に優れていながらもゲームとしてそれを素直に許容できるかと言われると難しいシチュエーションにしばしば遭遇します。
一人の人間としては許容したいものの、ゲームとして許容できないものが同居している、これはこれで一つの実験的に面白いタイトルだったのではないかと思います。
あと BGM はどれも非常に爽快で、きっとみなさんのかけがえのない一度きりの旅行を彩ってくれると思います。

2025年2月11日 シドマイヤーズ シヴィライゼーション® VII

それなりに面白いけど、なんか今までよりは満たされないな、そんな気持ちが未だに燻っているシリーズです。年々高評価を素直につけるのが難しくなっているような気がします。
決して出来は悪くはないんだけどね。

2025年2月15日 Afterlove EP

インドネシアを舞台に青春バンドの人間関係の行く末を描いた作品で、ビジュアル面については最高のクオリティだったと思います。
恋人が突然亡くなった、というセンセーショナルな設定を柔らかく受け止めていくような語り口も巧妙で、主人公がすべてをぶっ壊すような作品に辟易として現実との妥協点を探りたい人にとってはかけがえのない作品だったのではないでしょうか。

2025年2月19日 Lost Records: Bloom & Rage

『Life is Strange』の初代と2を手掛けつつも、その版権をスクエニに手放してしまった DONT NOD が自社 IP を新しく作るぞと意気込んで作ったタイトルです。期待するしか無いですね。
そしてその期待を…完璧に応えてくれたとは思わないですが、それでもやれる限りを尽くしてくれたと思います。
90年代のアメリカの偏見による被差別とそれに対する抗争を、愛おしいほどの郷愁と雄大な自然美と共に描いた偉大な作品だと思います。
本作中で演奏される『See You in Hell』は、単品の楽曲としてはテーマ性にも乏しいし、音としても面白みがない素朴な楽曲ではありますが、ゲーム本編を踏まえて聴き返すと被差別に対する強いメッセージ性の現れであることがわかる事を踏まえると、これが中高生の実直な感情表現なのだなと思える点を、俺は愛したいと思っています。

2025年2月25日 都市伝説解体センター

序盤が扱うテーマが露悪的すぎたり、グッズ展開が商業的すぎたり、メディアにヨイショされすぎていると感じるところは無くもないのですが、それにしたってクライマックスの展開については他の追随を許さないものがありました。

2025年2月26日 片腕のザリガニ - one-armed crayfish

逆張り女と逆張りアンチ主人公を巡る短編で、福岡県の地理を知らない人には何も伝わらないと思うんですが、福岡県大野城市が舞台で、下大利駅とかキャナルシティ博多が出てきたりしてさり気なくローカル密着な舞台設定なのは好感を持てました。
一時間でサクッと良質なノベルゲームを楽しみたい人にはぴったりじゃないかと思います。350円ですよ。すごいね。

2025年3月4日 Mayjasmine episode01 What is God?

インドネシアのジャカルタを舞台に中華系の移民たちを主人公に据えた作品で、1998年のジャカルタ暴動を描いたノベルゲームです。史実ではこの暴動は華人を標的にしたものであり、非常にデリケートなテーマを主題に据えています。
これを台湾のデベロッパーが開発したというのは極めて複雑ではあるのですが、恐らく東南アジアと東アジアの関係性を史実ベースで現実的に描く作品は貴重だろうということで購入しましたが、もちろん日本語版はありません。お待ちしております。

2025年3月4日 S4U: CITYPUNK 2011 AND LOVE PUNCH

インターネット上で SNS のアカウントを借りてなりすまし、アカウント主のトラブルを解決しますよという生業をしている終わりの倫理観の主人公の行く末を見届ける中国発のゲームです。
コンセプトの10倍くらいビジュアルに気合が入っていて、所々で『VA-11 Hall-A』をリスペクトしているのが伝わってくる作品なのですが、一人ひとりの登場人物のエピソードの掘り下げが深く、ああ言葉の強いクソガキYouTuberも精神科に通院してて薬の種類に悩んでいるんだな、みたいなディティールを見せてくるあたり、ただの『VA-11 Hall-A』フォロワーでは終わらないぞという意気込みを感じました。
なりすまし依頼者のお話だけでなく、上京してこんな仕事に悪戦苦闘する主人公の身の上エピソードには心を打たれるものがたしかにありました。

2025年3月4日 LumineNight

韓国発の探偵モノということで、なんか近年は逆転裁判にインスピレーションを受けた作品がやたらと多いわけですが、それらが最後まで遊びたくなるような仕上がりになっているかと言われると、翻訳コストや純粋なゲーム性などで何かと難しくなっている印象を抱きました。

2025年3月12日 Forgery Craft Playtest

筆跡やら絵画のレプリカやらを捏造するのに長けた主人公の逃亡劇で、捏造技術をゲーム要素に落とし込むことには完璧に成功していたと思います。これはデモ版に過ぎないので、本編の完成を非常に楽しみにしています。

2025年3月17日 Laughing to Die

旧正月セールで日本語もないのに買った作品で、祖母の逝去を前に呆然とする少女のデリケートな心情を描いて現実との折り合いの付け方を見つけていく涙ぐましい作品な気はするんですが、前述の通り日本語版がないので中身はわかりませんし、日本語版が出てくる気配は無いでしょう。

2025年3月17日 Sifu

なんかめっちゃむずいカンフーアクションがあるらしいですよ。

2025年3月19日 アサシン クリード シャドウズ

本年度最も日本人に叩きのめされた本作ですが、間違いなくアサクリシリーズの新作としては意欲的かつ今後のシリーズの発展に繋がる要素を盛り込んでくれた素晴らしいタイトルだったと思います。
一方で、明らかに弥助批判を受けて急遽メインストーリーから弥助を取り除いた結果様々な導線がぐちゃぐちゃになっていたり、問題はあるのですが、ここにイオンモール草津が生まれるのかーとか、雄琴温泉が生まれる前の田園はこれかーと感慨深く関西地方の地理を楽しめたので、きっと実直にその時代を描こうと努力した作品なのだと思います。
自分は本作を決して悪くない作品として評価したいと思っているのですが、どうやら進撃の巨人コラボで大きく評判を落としたようで、最近はもうどうでもいいかなと思っています。

2025年4月10日 Blue Prince

異常な評判の良さを見て買ったはいいものの、日本語は無いし英語でプレイするのに意味があるらしい事を察知したので、永遠にお蔵入りになりました。

2025年4月20日 Aviassembly

飛行機のパーツを組み合わせて空輸任務に挑むタイトルです。
手軽さに割にそこそこ飛行燃料の調整が必要だったり、暇な2時間を潰すには格好のタイトルです。

2025年4月24日 The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered

買いはしたけどやらなかったよねえ、やったことあるタイトルだし、、、、

2025年4月24日 Dolls Nest

ニトロプラスの新作(!)で、ロボット少女的なものをカスタムしてダンジョンを進んでいきましょう的なお話ですが、ニトロプラスはフロム・ソフトウェアにはなれなかった、これに尽きます。
装甲悪鬼村正のスキンが貰えてもゲーム性には関係ないですよ。

2025年4月25日 The Long Dark

セールで安かったから買いました。少し遊んだけど、攻略知識を頭に入れたうえで遊ばないと何も出来ない系だと感じて、そこまで固執したいタイトルではないかなあ、と思って、あまり遊びませんでした。

2025年4月27日 ENDER MAGNOLIA : Bloom in the Mist

エンダーマグノリアシリーズは相変わらず高品質なメトロイドヴァニアを提供してくれて、本当にありがたいですね。

2025年5月4日 Donut Dodo

みんゲー音で知りましたが古い作品ながらも BGM が非常にアゲアゲで、ゲーム性も初代ドンキーみたいな感じで面白かったです。全クリは出来ませんでしたが、これまで見落としていた素晴らしい作品に触れる良い機会だったと言えるでしょう。

2025年5月5日 Out Of Hands(萬手一体)

優秀なデッキ構築型のシステムを備えつつ、日常的な恐怖感をホラー要素に据えた作品としてとても秀逸な作品だったと思いますが、ビジュアルが露悪的すぎて忌避してしまう人が出てくるのは仕方のないことだと思うなーという、絶妙な作品です。でもこういう作品こそ評価されてほしいという気持ちはあります。

2025年5月8日 GeoGuessr Steam Edition

課金周りの仕様がひどすぎて何も言いたくないです。

2025年5月9日 Cash Cleaner Simulator

Supermarket Simulator を皮切りにそれに追従した作品は雨後の竹の子のように生まれましたが、その系譜を引き継ぎつつも偽札を洗い出して排除するというゲーム性に落とし込んだ本作はかなりユニークな作品に仕上がったと思います。

2025年5月15日 Deckline

ウクライナ産のゲームで、建物の外側でゴリゴリに砲弾が飛び交っている中でカードゲームをやろうぜ、という意欲的なタイトルで、そりゃ好きですよ。やろうぜ。

2025年5月16日 Manifest Destiny

一見シンプルなドット絵アドベンチャーに見せかけて、その本質はバグを突いてゲームの壁をぶっ壊せ系です。流行ってますねえ。
もう一歩洗練されたゲーム体験だと名作になれるかもしれないのですが、導線の弱さで損をしている作品だったなーと思います。

2025年5月16日 スルタンのゲーム

スルタンのゲームは本当によく出来ていて、デッキ構築感もありつつ一回一回のプレイングに感情移入をさせられるバランス感が非常に素晴らしく、流行りのカテゴリを抑えとけばそれでいいと思っていた連中を一撃で黙らせたタイトルの一つではないでしょうか。

2025年5月19日 Nitro Express

メタルスラッグがどうとか言われてもメタルスラッグやったことないしな、って思いつつ、全然メタルスラッグではない本作は、銃器選択の重要性とプレイスタイルのフィット感を追求する唯一無二の作品であったと思いますが、それを皆が求めていたかというと、一部のオタクしか求めていなかったと思います。

2025年5月23日 Trizon

デッキ構築型のタイトルが大流行の昨今、このような粗製濫造品が生まれてしまうのはやむを得ないと思いますが、マーケティングに注力して売り切るのだけはやめてほしいと思いました。

2025年5月24日 Japanese Drift Master

首都高バトルの熱に浮かされて購入しましたが、操作系に難があると感じたため長くプレイすることはありませんでした。

2025年5月24日 海沙风云 Far Away

2021年にリリースされた中華製のファンタジーノベルゲームがやっと日本語版対応したということで遊びました。架空の世界の地理とその設定を作り込んでから、そのごく一部のエリアで発生した事件を主題に据えるスタイルは、昨今のノベルゲームではなかなか見られないクオリティだったと思います。とても楽しい作品ではあったものの、心に残る何かがあったかと言われると、首を横に振らざるを得ないです。

2025年5月29日 黄金の星へようこそ!

排泄音を平気で聞かせるのがユーモアだと制作者が思っているのであれば、私はこのパブリッシャーを避けたいと思いました。

2025年5月29日 FACEMINER

顔認証をテーマにしたディープなテック系のタイトルかと思って購入したのですが、その実は事実上のクッキークリッカーでした。

2025年5月30日 ELDEN RING NIGHTREIGN

今更ここで論じる必要はないですね。

2025年5月31日 Biophobia

これについては一切プレイしておらず、恐らくジェンダーに関する社会的なテーマについて訴える内容ではあるはずです。

2025年6月4日 CONERU -DIMENSION GIRL-

CONERU ちゃんとデートに行こうという脳天気なゲームなわけですが、その実は蔓延る悪をハチャメチャに破壊し倒すやんちゃなゲームなのですが、それでもこれは楽しいデートなんだ!というモチーフがバチバチに伝わってくる BGM には脱帽する他ありませんでした。
万人受けするゲーム性というかステージ設計になっているとは思わないですが、それでも繰り返しめちゃくちゃなデートに付き合った上で感じ入るものは確かに自分の中にあったと思います。

2025年6月28日 Narita Boy

バッキバキにサイバーパンクな世界観をベースにした 2Dアクションでありながら、めちゃくちゃ湿度の高い Narita (成田空港の Narita だよ) を巡るシナリオは極上という他にありません。

2025年6月30日 DRAPLINE

何でも食べちゃうし食べたら能力上昇するドラゴン娘を育てるゲームで、これまでの生活を助けてくれた村人を平気で食べたり、隣の村をまるっと食べちゃったり、非常にわんぱくなゲームではあるのですが、自分は道徳的な遊び方しかしなかったので、わんぱくになった場合のゲーム性を評する事は出来ません。みなさんで楽しんでください。

2025年6月30日 Haneda Girl

Narita Boy が信じられないほど面白かったので最新作を買いました。
結果としては、類を見ないほどにすごく良く出来た 2D アクションではあるものの、Narita Boy ほどのシナリオが無かったことにがっかりした節はありました。
一方で、2D アクションとして異常な歯ごたえのゲームを提供するという点では完璧に成功した作品です。

2025年7月9日 Pine: A Story of Loss

奥さんを失った恐らく北欧あたりの旦那さんの話で、身の上的には当然つらいお話になるしかなくて、ゲーム性自体も本当につまらなくて、ただスティックを動かして木を切るみたいなのを繰り返すんですが、それが彼の生きる生活そのものであって、そういう意味では非常にうまく作られた作品だと思うのですが、これが一般に売れるかは非常に怪しいですね。

2025年7月9日 SpreadCheat

スプレッドシート的ななにかを操作して辻褄を合わせるゲームで、好きな人は好きだろうし嫌いな人は嫌いでしょう。
しかしながら、帳簿というものはすべてに優先されるべきものです。

2025年7月10日 Shephy

まあ、実質的にはデッキ構築型のカジュアルなゲームです。深みはないけど、よく出来てはいると思います。

2025年7月11日 Shooty Shooty Robot Invasion

サウスパークが好きな人にとってはかけがえのないタイトルがリリースされたんじゃないかと思います。百合もあるしね。AIとビッグテックに拳というか銃器で立ち向かうお話です。
スラングまみれの原文に対して柔軟かつスラングまみれの日本語に翻訳を行った翻訳者には感謝の念しかりません。

2025年7月18日 Tales of Vesperia: Definitive Edition

一生最後まで遊べてねえ

2025年7月22日 Girlfriend Saves the City

 Girlfriend Saves the City

マジでわからない、なにこれ、、、

2025年7月24日 Wheel World

オープンワールドチャリゲーで、スポーツ車の仕草がちゃんと反映されててとても喜ばしいタイトルではあるんですが、公道で40キロ以上を出すのマジで死ぬんでやめたほうがいいですよという教訓を教えてくれました。
それでもなお、スポーツ者特有の所作を再現している本作は自転車愛好家にとっては貴重なタイトルになったのではないのでしょうか。

2025年7月24日 Pile Up!

海上都市みたいなところに九龍城みたいなものを作るシミュレーターです。
楽しくはありますが、好ましい操作性だったとは言えませんでした。

2025年7月26日 ダレカレ

ネタバレは避けますが、非常にデリケートなとある病状をテーマを扱う試み自体はとても評価したい一方で、表現内容自体が正しいかはやや怪しいし、児童誘拐めいた表現もあり、取り扱いが一番むずかしいタイトルだったと思います。
デリケートなテーマを扱う上にゲームらしくする為に、やや露悪的になってしまったのではないかな、と個人的には思っています。
難しいんですよ本当に、このテーマは。

2025年7月26日 s.p.l.i.t

Buckshot Roulette の作者の新作ということで期待して触りましたが、言語の壁は分厚いと言わざるを得ませんでした。

2025年7月30日 NIDANA

ウォーキングシミュレーターという偏屈な爺さんのようなジャンルを私は深く愛していましたが、ナラティブすらも捨て去った本作は非常にピーキーな作品となっており、このジャンルとの付き合い方を考え直すいいきっかけになりました。

2025年8月5日 World of Guns

無料で銃の分解が出来るご褒美のようなタイトルです。無数の有料 DLC を見てすべてを察してください。

2025年8月7日 文字遊戯

Steam ではなく Switch で買ってしまったので例外的にここにぶち込んでいますが、本作は中華圏でしか真髄を楽しめないものを無理やり日本人でも楽しめるようにローカライズした魂の作品で、ゲーム性もさるところながらそのシナリオに感銘を受けた名作でした。

2025年8月8日 Lavender Quartz 境界秤動

LM7 大先生の頭の中を引っ張り出してゲームというフォーマットに落とし込む時に、ゲーム性だの選択肢だの余計なガラクタをくっつける必要はなく、この一本道のシナリオのノベルゲームは私の長年の夢を叶えてくれました。
久々にニコニコ動画で『THE THREE KINGS』とか見返しちゃった。
でも、これを企業所属のライバーが実況配信するのは無理だよね、無理なんだ……

2025年8月15日 ステラーコード

『イハナシの魔女』を世に送り出したフラガリアの新作ということで 、前作と方向性は大きく変えつつもしっかりと死ぬほど面白いお話をお届けされて、私は非常に満足しました。

2025年8月22日 OFF

触れる機会がついぞ無かった伝説的なフリーゲームのリマスターということで、『洞窟物語』くらいのレジェンドを期待して購入したのですが、絶賛日本語対応中ということで心より応援しています。

2025年8月23日 Guidus Zero

韓国発の Guidus というスマホアプリがあって、それの外伝らしいですが全然知りませんでした。
少なくとも本作はローグライクとしてしっちゃかめっちゃかに出来が良く、 シンプルながらも奥深いアクション性と戦略性を兼ね備えており、それにビルドの組み合わせ次第ではぶっ壊れた性能を出せる気持ちよさといったらこの上なく、非常に高水準にまとまったタイトルだったと思います。
あえて欠点を挙げるなら、主人公がかわいすぎて他のプレイアブルキャラクターを選ぶ気になれない点くらいでしょうか。

2025年8月23日 一橋動物記

フリーゲーム業界のシェイクスピアこと『盗人物語』の開発者の新作ということで、まあそれなりに楽しんだのですが、何よりも開発者の愛を非常に感じる作品でした。プレイヤーの脳汁よりも大切なものを久々に味わった気がします。

2025年8月25日 Universe Sandbox

夏の暑さとか冬の寒さにケチをつける暇があったら、奇跡的なバランスで成立している太陽系に感謝すべきです、我々は……。

2025年9月2日 アイアイ喫茶店

周回型の非常に短いノベルゲームで、特にそれ以上言うべきこともないでしょう。

2025年9月5日 Hollow Knight: Silksong

所々不満点はありつつも、それでもなおメトロイドヴァニアの最高傑作と言って良いでしょう。2300円で遊べていいボリュームとクオリティじゃないですよ本当に。そのうちホーネットのフィギュアとか買ってると思います。

2025年9月8日 Odd Dorable

4歳の娘さんの言うことに従って作ったゲームとのことで、かなりかつて無い世界観を見せつけられたのですが、流石にもうちょっとゲーム性をわかりやすくしてほしかったと思わないでもないですが、その粗削りさこそが4歳なんだなと思うとケチをつけるのは無粋でしょう。

2025年9月29日 CloverPit

ジャックポットで質の悪い脳汁を無限に垂れ流す事が出来ます。ギャンブル中毒の治療なんかにちょうどいいのではないのでしょうか。

2025年9月30日 this game will end in 205 clicks.

『In Stars And Time』の作者の無料の新作で、205クリックすると終わります。二作ともプレイすると、作者が注力したい領域がはっきりと見えてくるところが興味深いところでしょう。

2025年9月30日 春の音はまるで君に似てて

韓国発の百合ノベルゲームですよー

2025年9月30日 Yoru ga Kuru! -Square of the Moon- Remastered

アリスソフトのゲームは人並みには触れてきたつもりでしたが、良くも悪くも洗練されていない原石のようなゲーム性を感じて、その進化の歴史に思いを馳せることが出来ました。

2025年9月30日 Super Drift Blade

アクションゲームのように見せかけて、その実はゲーム内バグや妙なショートカットを見つけて悪さをするメタ謎解きみたいな不思議なタイトルで、メタ要素への導線のわかりづらさが顕著にストレスに感じられました。
アイデアは興味深いけれど実装や展開が粗雑になってしまっているのは非常にもったいない話ではありますが、なんだか中国発のインディーゲームの混迷っぷりを象徴しているようで微笑ましくもなりました。

2025年9月30日 Christmas Tina -泡沫冬景-

日本のねこねこソフトと深センのデベロッパーがタッグを組んで、日中の両方を舞台にした80s年代のノベルゲームを作ったとのことで、本作は2020年リリース、新作の『世紀末之詩』(世紀末之詩!!!)がリリース予定とのことで、激アツなわけですが、決してネイティブな日本語訳とは言えないクオリティで、果たしてこれらの作品を楽しむことが出来る日は訪れるのでしょうか。

2025年9月30日 Crime Simulator

『Thief Simulator』と『Thief Simulator 2』をリリースした
PlayWay S.A. から新作の犯罪シミュレーターが出るということで、何故か Thirf simulator シリーズではない新作タイトルが出てきました。マルチプレイとか細かい内容は色々あると思いますが中身は概ね Thief Simulator シリーズを踏襲している上に、『Thief Simulator 3』がリリース予定ということで、本作は一体何だったのでしょうか。多産なパブリッシャーって大変ですね。

2025年10月4日 Bat to the Heavens

プレイヤーが出来ることは2つ、歩くこととバットを振ることです。十分ですね。この広大な世界を飛び回りましょう。

2025年10月9日 Back to Hearth

ウクライナ発の廃村をお掃除してコミュニティを復興させようというゲームで、作中に政治的なメッセージは一切ありませんが、政治的な意味合いは十分にあったと思います。それが好意的な体験に繋がっていたかは怪しいですが。

2025年10月23日 PowerWash Simulator 2

俺達の PWS が(わりとプリミティブなバグ多めで)帰ってきました。
思う存分お掃除しましょう。

2025年10月27日 MOTIONREC

日本産の2Dアクションゲームで、自分の動きを記録してリプレイする事ができます。色々な悪さが出来そうですね。思う存分遊び倒すと良いでしょう。きっと記憶に残るような景色があなたを待っています。

2025年10月29日 Silly Polly Beast

見下ろし型から2Dアクションから様々なシューターのスタイルを織り交ぜてくる意欲的なタイトルで、ゲームってこれくらい自由でいいよなという気持ちにさせてくれました。
一方で、ちょっと無理がある難易度のボスが存在していたり、一部のステージが異様に面倒くさかったり、本作がホラー寄りだったとはいえゲームとしてバランスが取れていたとは思えない歪な作品に仕上がっているのを踏まえると、非常に実験的な作品だったと思います。
ワンカットごとにバッキバキにキマった世界観とギャルを世界一格好良く見せようとする気合は十分に伝わってくる分、非常に評価が難しい作品でした。

2025年11月3日 Öoo

こじんまりとしていて中身は充実している、インディーゲームのお手本のような作品です。ステージの設計意図を読み解いている時間が一番楽しいんだから。

2025年11月4日 Easy Delivery Co.

ペンギンが軽トラ運転して雪国で配送業をするというコンセプトもビジュアルも実装も完璧な本作ですが、最終的な目的がどこなのか、俺はこの地道な配送業と雪道でのトラブルの処理を繰り返さないといけないのか、そういう絶望がうっすらと漂っており、これを肯定的に捉えるか、素直に絶望と捉えるのかは人に依るとしか言いようがないでしょう。

2025年11月4日 Genesis Noir

ノワールもので宇宙をコンセプトにしつつ、みたいなのが全部刺さったんですけど本当に遊んでて一体何がしたいのか伝わらないというか、ずっとミニゲームで時間稼ぎをしてる暇があったらさっさと本筋の話題を教えてくれよという気持ちになって、途中で投げてしまいました。難しいですね。

2025年11月8日 トルービズの秘薬師

最近うっすら流行りの未知の言語を推測する作品で、それだけにフォーカスした作品で誤読の余地をどこまで想定しているかはかなり人によると思いました。じっくりと読み解きたい夜が来たらぜひプレイすべきです。

2025年11月8日 Reentry - A Space Flight Simulator

宇宙飛行士シミュレータで、ありえないほど分厚いマニュアルを一旦ブラウザで全部読むところから始まるんですが、いつか日本語化がされることを心より祈っております。

2025年11月12日 Million Depth

これは本当に評価が難しいタイトルだと思っていて、はじめて触った時の印象はゲームを繰り返し遊ぶことをシナリオの都合で強要してくる傲慢な作風という印象だったのですが、繰り返し遊ぶうちに厳し目の難易度を平気で壊せるようになっていって、それがもどかしくもありつつ、繰り返し遊びたくなる原動力でもあり、今ではやりたくなかったのにいつの間にかやり込みたくなっている不思議なタイトルになってしまいました。

2025年11月26日 Constance

パルコゲームスがパブリッシャーを務めた本作は、激務に追われて不思議な世界に迷い込んで自分を取り戻すために奔走するメトロイドヴァニアで、手触りは非常に良いのですが、最後まで遊びたくなるような求心力はあったのか、説得力のあるシナリオが語られていたのか、手放しに称賛できる作品になっていたかは人によるでしょう。

特筆すべき傑作

  • 最も優れたインディーゲーム部門
    • 『文字遊戯』
  • 最もストーリーテリングに噛み合ったゲームギミック部門
    • 『都市伝説解体センター』
  • 最も忘れられなかったゲーム体験部門
    • 『MOTIONREC』
  • 最もやりごたえのあった難易度部門
    • 『Bat to the Heavens』
  • 最も優れたマルチプレイゲーム部門
    • 『ELDENRING: NIGHTRAIN』
  • 最も優れたゲーム性部門
    • 『GUIDUS ZERO』
  • 最も優れたアンセムを鳴り響かせたサウンド部門
    • 『CONERU -DIMENSION GIRL-』
  • 最も世界観を語り尽くしたサウンド部門
    • 『Hollowknight: Silksong』
  • 最も往年のファンを喜ばせたサウンド部門
    • 『ドンキーコング バナンザ』
  • 最もエキサイティングだったシナリオ部門
    • 『ステラーコード』
  • 政治的なテーマを扱った最も優れたシナリオ部門
    • 『Lavender Quartz 境界秤動』
  • 最も心が洗われたシナリオ部門
    • 『S4U: CITYPUNK 2011 AND LOVE PUNCH』
  • 最も喪失感が大きかったシナリオ部門
    • 『Lost Records: Bloom & Rage』
  • 最もオタクが暴れていた部門
    • 『Shooty Shooty Robot Invasion』
  • GOTY
    • 『Hollowknight: Silksong』